#活用法

パワーポイントを翻訳する最速の方法

昨今のビジネス環境はグローバル化が進み、日本語と英語の両方でプレゼンテーション資料を用意する必要性が高まっています。社内では、海外拠点や外国籍の従業員に向けて情報伝達やトレーニング資料の多言語化が急務となっています。一方、社外ではプライム市場の上場企業において、決算情報や適時開示情報を日英で同時に公開することが求められています。この記事では、シストランが提供する最高のセキュリティを実現するAI翻訳ソリューションを使って、パワーポイントを正確かつ迅速に翻訳する方法をご紹介します。

01シストランのパワーポイント翻訳機能の特徴

強固なセキュリティ

社内資料やインサイダー情報を翻訳する際に最も重視すべき点はデータセキュリティです。SYSTRAN Translate Serverは高度なセキュリティ機能を備えており、オンプレミスでの提供が可能ですので、情報漏洩のリスクを最小限に抑えることができます。米国をはじめ各国政府、国際機関、グローバル企業など、セキュリティを重要視する組織に信頼され続けて半世紀以上の実績を持っています。

カスタマイズ機能により翻訳精度を向上

翻訳の結果はユーザーが修正することが可能です。以下の機能を活用することで、一度修正した箇所は次回から正確に翻訳されるため、使えば使うほど精度が向上していきます。

  1. ユーザー辞書:固有名詞だけでなく動詞やフレーズにも対応しています。さらに、分野別で辞書を作成して使い分けることも可能です。
  2. 正規化辞書:同じ言語内の表記ゆれを統一するのに使用します。翻訳作業の前後で文を整えることにより、訳文の一貫性を保ち、丁寧な文書を仕上げることができます。
  3. 翻訳メモリ:検証済みの対訳データ(文単位)を登録すると、原文と70%以上一致する場合、登録された訳文を適用し、異なる部分のみ翻訳することができます。これにより作業効率が向上し、文書の一貫性を保つのに非常に役立ちます。

Officeアドインによる最速な翻訳を実現

「SYSTRAN Translator for Word, Excel and PowerPoint」をOfficeストアからインストールし、専用サーバーへの接続情報を設定することで、すぐに使用可能です。翻訳ポータルへのログインやファイルのアップロード・ダウンロードが不要になるため、より迅速に翻訳が行えます。

02パワーポイント翻訳機能のデモ動画

0:00 日本語資料の内容
0:18 アドインより翻訳を実行
0:36 翻訳された英語資料の内容

ご覧の通り、元のファイルのレイアウトを保持したまま一括翻訳が可能です。
また、事前に登録してある「江上 聡→Satoshi Enoue」(通常はEgamiと訳されています)も正確に翻訳されています。

03よくあるご質問

質問1:翻訳後のファイルを修正後、どのようにシステムに学習させますか?

PowerPointファイル内の修正だけでは翻訳サーバーが学習できません。学習させるためには以下のいずれかの方法をご使用ください:

  1. 学習させたい部分を用語集や翻訳メモリに手動で登録します。
  2. アドインではなく、翻訳ポータルからファイル翻訳を行い、編集画面上で訳文を修正してシステムに登録すると、学習機能が働きます。

質問2:会社方針でOfficeのアドインが無効化されています。この機能は使えないでしょうか?

アドインファイルを悪用したサイバー攻撃がよく見られるため、多くのセキュリティ重視の企業ではアドイン機能を無効化しています。その場合、IT管理者が特定の安全なアドインを社員のPCに展開することが可能ですので、IT管理者にご相談ください。

質問3:PowerPointファイル内の画像を翻訳できますか?

PowerPointファイル内のテキストボックスのみが翻訳されるため、画像は翻訳できません。画像の翻訳が必要な場合は、SYSTRAN Translatorのポータル画面から「ファイル翻訳」を利用して画像をアップロードし、翻訳してください。(対応形式:png、jpgなど)

質問4:スライドのノート部分に補足情報が含まれている場合、そのテキストも翻訳されますか?

はい、翻訳されます。

質問5:翻訳後のフォントを指定できますか?

フォントの指定はできません。フォントを変更する必要がある場合は、PowerPointアプリケーション画面の「ホーム」→「編集」→「置換」→「フォントの置換」から変更してください。